テラチップ®とは?

弊社は昭和初期よりコンロ等三河陶土器製造業として創業した窯元です。後に植木鉢製造販売へ転換し現在まで至ってます。
植木鉢の窯元だからこそ植物の生育を最優先に考えた結果、研究開発を重ね植物の成長を最大限に引き出す商品、陶器用粘土を利用した新規の土壌改良剤『テラチップ®︎』が完成しました。

『テラチップ®︎』の仕様は、焼成により内部に微細な多孔質穴を大小様々な形状で全体に配置してます。外側は多孔質穴をなるべく少ない形状で成形しました。
内部と外側それぞれ異なる形状にすることで、水やり時は過剰水分の水はけが良くなると同時に『テラチップ®︎』内部の多孔質穴に貯留された水分が水持ちを良くします。
用土が乾燥するにつれて『テラチップ®︎』内に貯留されていた水分がにじみ出て来る事で用土に水分が供給されます。
これは相反する内容ですが、弊社独自の成形技術をテラチップに施すことにより可能になりました。
また、水分に溶け込んだ肥料成分も『テラチップ®︎』内部に一緒に貯留されるので肥料持ちも良くなります。
『テラチップ®︎』と用土の隙間や内部多孔質には空気層も残ることから気層の確保もされ植物の生育が促進されます。
『テラチップ®の外側の形状と内部形状の顕微鏡画像の比較 』

外側は多孔質穴が少なく成形され、内部は微細な大小様々な形状の多孔質穴が配置されています。弊社独自の製造方法と焼成により内外部の異なる形状を作り出す事に成功しました。
マルチングとしての利用方法
他にも『テラチップ®︎』を使用したテクニックがあります。マルチング技法です。マルチングとは用土上部を覆い被せる事です。『テラチップ®︎』を使って用土の表面を覆い被せることで、ヨトウガやコガネムシ等が卵の植え付けや、既に用土内に植え付けられた卵の孵化を抑制させる効果があるようです。
また、用土からの水分蒸発も抑えれられ長期に渡り根に水分が届けられ『テラチップ®︎』の利用と重ねて効果的です。自宅リビングや寝室、子ども部屋、病院、美容室、企業事務所、飲食店等の虫の発生を嫌う施設や場所に有効な手段です。

『テラチップ®︎』・三河焼植木鉢・スリット鉢の対照実験結果
2023年4月~9月まで139日間対照実験を行いました。基本用土:赤玉小粒70%+腐葉土30%
右…植木鉢 +『テラチップ®︎』+基本用土
中央…植木鉢 + 基本用土
左…スリット鉢 + 基本用土

*三河焼植木鉢は弊社製造商品 6号フラワーロード赤焼使用
⽔やり、葉水とテラチップ®について
植物への水やりは鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。鉢内部がたっぷりの水で保たれている時は『テラチップ®︎』内部にもたっぷりと水分と肥料分が蓄えられてます。
用土の乾燥が徐々に進むにつれ『テラチップ®︎』内に貯留しておいた水分が少しずつ排出され、長期間根に対し水分と肥料分を供給し続けます。
液体肥料や活力剤、化成肥料等のご使用も生育時期に合わせてご使用ください。
葉水も有効です。乾燥を防止し潤いを与え、成長促進と葉の汚れを落とす効果があります。